優雅な休日を過ごすのにぴったり。「Café Boscobel」

時間を忘れて
いつまでもいたくなる空間

阿南市の市街地から那賀川沿いに上ること20分程、のどかな山裾にカフェボスコベルはある。
古民家をリメイクしたという店内は、木を基調としたインテリアにテーブル席がゆったりと配され、落ち着いた雰囲気。壁や天井を取り払った開放的なフロアには庭に向いた大きな窓があり、季節の花々を鑑賞しながら食事することができる。
可愛らしいパッチワーク柄の椅子や窓際に佇む薪ストーブなど、さながら西欧の雰囲気だが、奥へ進むと広々とした和室があり、日本家屋だった面影を残している。

横浜で会社員をしていたオーナーが、退職後に奥様ゆかりのこの地へやってきたのは2017年。
もともと自作で薫製を作るほどの料理好きで、それを活かして何か仕事ができないかと考えていた。その矢先、売りに出されたこの古民家に一目惚れしたことで、レストランを開店することを決意する。

田舎でお店を出すなら、都会の作られたものではなく、食材本来の味を活かした、本当においしいものを提供したいと、開店に向け試行錯誤を繰り返した。
もちろん、メインは燻製。食材は地元産にこだわり、薫製に使う肉は県内の自然派農場から仕入れるなど、できるだけ添加物がなく、安心安全なものを使用する。

阿南市をはじめ徳島県内には新鮮で美味しい食材が豊富にある。
また、安全に配慮したものや育て方にこだわって作られた食材も多い。デザートに使う苺は、農薬ではなくLEDで虫よけをした「LEDいちご」、ご飯に混ぜ込む古代米「弥生紫(やよいむらさき)」は阿南市内の農家で化学肥料を使わず無農薬で育てられたものだ。

「人とのつながりは本当に大切で、それがあるからこそお店をやっていける」と話すオーナー。地元農家の方とのつながりや、お客様の話に耳を傾けているうちに、県内各地のこだわり食材の情報がどんどん入ってきて、あっという間にメニューが増えていったという。
今後、女性の意見を大切に取り入れながら、グラタンなど新しいメニューも考案中だそうだ。

営業時間は、11時30分から16時まで。ランチメニューは、手作りのハム・ベーコンをはじめ、ローストビーフ、スモークハンバーグなどオーナー自慢の薫製食材をたっぷり使った料理がメイン。自家製ケーキも人気で、特にチーズケーキは店の雰囲気そのままの上品な味。庭で育てられたハーブを使ったハーブティと一緒にいただくのがおススメ。

来店するお客様はほぼ女性で、友達とおしゃべりしたり、庭で季節を感じながらゆったりと過ごしたりする人が多いという。時間を忘れていついまでも居たくなる、カフェボスコベルはそんなレストランである。


Café Boscobel(カフェ ボスコベル)
徳島県阿南市吉井町皇神7-3
電話番号:090-2820-8050
営業時間:11:30~16:00
(L.O ランチ ~14:00、カフェ ~15:00)
定休日:月曜日・金曜日
駐車場:有
 

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