徳島伝統の藍がもたらす新しい世界「こはる日和」

インディゴブルーに輝くお茶との出会いは小さな森の隠れ家で

阿南市宝田町、細い道が入り組んだ住宅街の一画にある「こはる日和」は、徳島が誇る「阿波藍」を使った藍茶の専門店。ここでは、ハーブコーディネーターである新居さんが生みだした美しいインディゴブルーの藍茶が製造されている。

元来染料として使われてきた藍が、近年食べることによる美容や健康面での効果・効能が注目され、様々な商品に加工されるようになってきた。お茶もそのひとつだが、藍の茶葉で出したお茶は、実は藍色ではなく普通の茶色になってしまう。新居さんは、自身の知識とアイデアでハーブのブレンドや焙煎方法を試行錯誤。その結果、鮮やかな藍色でほんのりと甘くやさしい味のお茶を開発する。販売を始めると口コミで評判が広まり、とくしま特選ブランドにも認定された。

原料の葉や茎はすべて無農薬。阿南市内の支援就労施設で栽培されたものを使っているそう。丁寧に作られ収穫・乾燥された茶葉をじっくり焙煎し、シナモンやローズマリーなどのハーブとブレンド。様々なフレーバーの藍茶を製造している。
看板商品は「Something Blue(サムシングブルー)」シリーズ。新居さんの子ども達の名から取ったという3種の銘柄「Kai」「Miguel」「Koha」は、それぞれの性格にちなんだ味が楽しめる。そのパッケージには子ども達からのメッセージがプリントされており、新居さんの思い入れも強い商品となっている。今後はブライダル商品としての販売も考えているそう。

茶葉の販売だけでなく、地元の人にも直接藍茶に触れてほしいと、月に1度、最終土曜日に自宅でポップアップストアをオープンしている。庭に造られたログハウスと庭園を利用したイートインスペースでは、藍茶のほかに、地元阿南市の食材を使った朝食(限定10食)や軽食、スイーツなどを提供している。日常の嫌なことをすべて忘れてのんびりしてほしいと、店内は手造りやアンティークの家具に囲まれたあたたかい空間となっている。庭園も木々が青々と繁り「森の中?」と見紛うほどだ。

もともと料理研究家でもあった新居さんが地元の食材にこだわって丁寧に作る料理の美味しさは本物。リピーターも多く、オープンの回数を増やしてほしいとの声もあるが、いまは藍茶の製造と販売業務が多忙なため「月に一度が精いっぱい」と苦笑い。
新居さんが商品を作るうえでこだわるのは阿南産のものを使うこと。「阿南の魅力は?と問われた時にこれが魅力と言ってもらえるものを作りたいんです。地元の人は気付いていないけど阿南には魅力がいっぱい詰まっている。阿南に住む人にこそその良さを知ってほしい、そして胸を張って他県の人に自慢してもらいたいんです。」
そんな想いでつくられた商品を私たちも心して味わいたい。

こはる日和
阿南市宝田町市場9-1
電話番号:080-3161-6662
営業時間:9:00~18:00
営業日:最終土曜日(月1回)
 

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